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所持

しょじ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #8680 · 青空 560
1
標準
possession
文例 · 用例
彼等の作品を見るに、その制作心理過程に於ては少しも前世紀人と別に変つたものを所持してはゐないし、制作心理過程に於て変らぬものが新しい精神を抱いてゐたとしてもその作品の上では実質的な何の新しい精神をも実現してゐるわけではないのである。
中原中也 近頃芸術の不振を論ず 青空文庫
室生の場合の所持品が、すべて皆その通りである。
萩原朔太郎 所得人 室生犀星 青空文庫
三四郎が、T「その印籠を所持致す奴こそ敵棚倉伝八郎」 聞いた三次が「よう御座います」と引受けて、T「三日もありゃきっと探し出してお見せします」 何分よろしくと三四郎が頼む。
山中貞雄 恋と十手と巾着切 青空文庫
」 屋根裏の三階の片隅を整然と爲切つて、地層成立の地代によつて、各種の鑛石や化石や未開人種の所持品などが並べてあつた。
南部修太郎 修道院の秋 青空文庫
『庄屋』は、門の用材に伐った松が、竹三郎の所持林の境界線をはずれて、『庄屋』自身の山にあったものだと云い出した。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
――所持林の境界線を間違えた――ごま化したことは、すっかり親爺の信用を落してしまった。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
あのなかには俺の一切の所持品が――ふとするとその日その日の生活の感情までが内蔵されているかもしれない。
梶井基次郎 冬の日 青空文庫
私はたと困惑、濡れ鼠のすがたのまま、思い設けぬこの恥辱のために満身かっかっとほてって、蚊のなくが如き声して、いま所持のお金きっちり三十銭、私の不注意でございました。
――(生れて、すみません。) 二十世紀旗手 青空文庫