華冑
かちゅう
名詞
標準
aristocracy
文例 · 用例
唐土の昔、咸寧の時、韓伯が子某と、王蘊が子某と、劉耽が子某と、いづれ華冑の公子等、一日相携へて行きて、土地の神、蒋山の廟に遊ぶ、廟中数婦人の像あり、白皙にして甚だ端正。
— 泉鏡太郎 『甲冑堂』 青空文庫
神社はもっとも皇族に関係深ければ一切保存して徐々に詮議すべきに、無茶苦茶に乱滅しおわるは、あたかも皇族華冑の遺跡が分からぬうちに乱滅するは結句厄介払いというように相聞こえ、まことに恐懼憤慨の至りなり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
唐土の昔、咸寧の吏、韓伯が子|某と、王蘊が子某と、劉耽が子某と、いずれ華冑の公子等、相携えて行きて、土地の神、蒋山の廟に遊ぶ。
— 泉鏡花 『一景話題』 青空文庫
君ならでは人にして人に非ずと唱はれし一門の公達、宗徒の人々は言ふも更なり、華冑攝※の子弟の、苟も武門の蔭を覆ひに當世の榮華に誇らんずる輩は、今日を晴にと裝飾ひて綺羅星の如く連りたる有樣、燦然として眩き許り、さしも善美を盡せる虹梁鴛瓦の砌も影薄げにぞ見えし。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
君ならでは人にして人に非ずと唱はれし一門の公達、宗徒の人々は言ふも更なり、華冑攝平家の世と覺えたり。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
しかしわたくしは維新後における華冑家世の事に精しくないから、もし誤謬があったら正してもらいたい。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
我れ不似と雖も、身華冑の首班に列し、任重く途遠し。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
でも、華冑の子弟によくある型の、交際上手な、話の面白い、趣味の広い人で、自ら芸術家を以て任じている天成の呑気屋さんであるから、当人は一向そんなことを苦に病んでいない。
— 下巻 『細雪』 青空文庫
作例 · 標準
かつて華冑の屋敷が立ち並んでいたこの通りも、今では庶民の住居が増えた。
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彼は華冑出身でありながら、常に庶民の生活に寄り添おうと努力した。
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革命によって、長きにわたる華冑支配の時代は終わりを告げた。
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