花柱
かちゅう
名詞
標準
(flower's) style
文例 · 用例
白花という名を冠らせるくらいだから白くはあるが、花冠の脊には、岩魚の皮膚のような、薄紅の曇りが潮し、花柱を取り巻いた五裂した花冠が、十個の雄蕊を抱き合うようにして漏斗の鉢のように開いている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
この塵煙を、庇形の幅広い花弁が丹念な心遣ひをもつて、受胎されるべき花柱のうへへと振りかけるのである。
— 牧野信一 『卓上演説』 青空文庫
中央に一花柱があって三つに分れ、その枝は萼片の上により添うて葯を覆い、その末端に二裂片があってその外方基部のところに柱頭がある。
— 牧野富太郎 『カキツバタ一家言』 青空文庫
中央に一子房があって三つに岐れた花柱を頂き、子房の辺に蜜汁が分泌せらるるのでよく目白の鳥がそれを吸いに来り、その際に花粉を柱頭に伝え媒助してくれる。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
中央に一花柱があって三つに分れ、その枝は萼片の上に倚り添うて葯を覆いその末端に二裂片があってその外方基部の処に柱頭がある。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
そして花の中央には緑色の一子房があって頂に極めて短かい一花柱が見える。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
雄蕊の本にはその間に五つの蜜腺があって蜜液を分泌するので、花時には御客の昆虫が来集し花中の蜜を吸いつつ知らず識らず雄蕊の花粉を花柱頂の柱頭に着け媒助してくれるので、その御蔭でブドウの実が立派に出来るのである。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
またメダケの子房の上には花柱三個ありて相合して一となりその上部全く三条に分かれて柱頭を成し、柱頭には毛を生じて羽毛状を呈し、既に前に陳べし如く以て花粉を抑留する為に便なる装置を成せり。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
作例 · 標準
この植物の花柱は細長く、先端がわずかにカーブしているのが特徴だ。
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虫媒花では、花柱の表面に花粉が付着しやすい構造になっている。
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受粉後、花柱は次第に萎れて果実の形成が始まる。
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