欣快
きんかい
形容動詞名詞
標準
pleasant
文例 · 用例
そこで東京上野からは正しく僅々五時間で八景の一たる景勝が連接されてゐると思ふと、莞爾として滿足欣快の感のわき上るのを覺えた。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
「あなたのご出張、まことに欣快の至りです、ホームズさん。
— SILVER BLAZE 『シルヴァブレイズ』 青空文庫
「そのお言葉を承るのはたいへん欣快です。
— SILVER BLAZE 『シルヴァブレイズ』 青空文庫
というわけで、君とともに大陸へ出かけられたなら、まさに欣快なのだが。
— THE FINAL PROBLEM 『最後の事件』 青空文庫
葛西氏は屡々酒間に余をとらへて、君は滝田氏の末子なりきと云々されたるが、まことに今やその感も深く、五十周年の末席に列する栄を得たるは内に欣快の情を禁じ得ざるも、近来の吾上を省れば汗顔の至りなり。
— 牧野信一 『好色夢』 青空文庫
「ホームズさん、あなたの御出張を得ましたことは欣快の至りです」 大佐が挨拶をした。
— SILVER BLAZE 『白銀の失踪』 青空文庫
「名前をそのままにしておくだけのことは必ず私がして上げます」 大佐は一礼して、「そのお言葉を承わるのは非常に欣快です。
— SILVER BLAZE 『白銀の失踪』 青空文庫
知識階級が、それをのむことが出来、それでかしぐことのできるただの水であった、というのが真実なら、むしろこんにちの日本のまじめな人たちは、それを欣快と思うだろう。
— 宮本百合子 『五〇年代の文学とそこにある問題』 青空文庫