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自問

じもん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞頻度ランク #23416 · 青空 126
1
標準
asking oneself
文例 · 用例
あゝ、何時もするこれらの自問自答、私は既に鳴子馴れてる。
――不真面目なわが心…… その一週間 青空文庫
ケチなこつたと云つて呉れるな、子供つぽい考へだとも云つては呉れるな、誰でもが各自持つてるおきまり自問自答の二つ三つ、それこそは生きた詩であらうから。
――不真面目なわが心…… その一週間 青空文庫
――一体自分の評判は好いのか悪いのかと自問してみると何とも決りが着かなかつた。
中原中也 校長 青空文庫
などと、負け惜しみに似たやうな自問自答をして、さて、その父なる奇妙の人物は、ムカシ ムカシノオ話ヨ と壕の片隅に於いて、繪本を讀みながら、その繪本の物語と全く別個の新しい物語を胸中に描き出す。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
伯母さんにはまた伯母さんとしてのたくさんな担いものがあるらしいから」 胸にこう自問自答して、女は洞の中の男の傍に介抱すべくとどまった。
岡本かの子 富士 青空文庫
なんで身投げなどしたんじゃろかなと、女は自問し、この世がいやになったんでしょうかなと自答した。
黒島傳治 短命長命 青空文庫
今さらその理由を事々しく自問し自答するにも当たるまい、こんな事は初めからわかっているはずである、『マイケル』を読んでリウクの命運のために三行の涙をそそいだ自分はいつしかまたリウクを誘うた浮世の力に誘われたのだ。
国木田独歩 小春 青空文庫
しかしながら、今一だんと自問自答を突きつめて「では本当の自己とはどこか体の一部分にでも潜んでいるのか」「手に聴いてみよ、足に聴いてみよ、鼻に、口に、耳に、背に、膝に」「どこにも答えなし」「では残った頭と胸と腹に聴け」「腹は落ち付き、胸は騒ぎ、頭は重きのみ」。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫