他責
たせき
名詞
標準
putting the blame on others
文例 · 用例
もう夕方でしたが雲が縞をつくってしづかに東の方へ流れ、白と黒とのぶちになったせきれいが水銀のやうな水とすれすれに飛びました。
— 宮沢賢治 『革トランク』 青空文庫
――ところが、秀夫さんの方が何かと云うのに舌が口にねばり、乾いたせき払いをして、何時もとちがった声を出し、下り口に立っても、お母さんが靴を出してやらないと妙にウロ/\したり、帽子をかぶるのを忘れて、あわてたそうよ。
— 小林多喜二 『母たち』 青空文庫
喧嘩相手であったせきは、煮え切らない様子であとに残った。
— 宮本百合子 『小村淡彩』 青空文庫
下町の人間らしい音曲ずきから暫く耳を傾けていたせきは、軈て、顔を顰めながら、艶も抜けたニッケルの簪で自棄に半白の結び髪の根を掻いた。
— 宮本百合子 『街』 青空文庫
たぶん、老人は、一人いるのでしょう、ときどきしゃがれたせき声がきこえ、流しもとで水を流す音がしたのでありました。
— 小川未明 『どこかに生きながら』 青空文庫
かれはまたせきをしろとも言った。
— SANS FAMILLE 『家なき子』 青空文庫
そこで山の通人が、またせき込んで、「その老人で、神主で、歌よみだという人が、どうしたのだ?
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
そういって散々に撲られたそうです」 ようやく胸の裡におさえかけた憤りがまたせきあげてきた。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫
作例 · 標準
失敗の原因を他責にせず、自分に何が足りなかったかを考えるべきだ。
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彼はいつも何かが起きると他責にする傾向があり、周囲から信頼されていない。
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プロジェクトが頓挫した際、メンバー間で激しい他責の応酬が始まった。
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