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自席

じせき
名詞
1
標準
one's seat
文例 · 用例
」と首を振り振り言って、僕が自席にかえってからも、僕の顔を、しげしげ眺めて、「教員室でも、みんなお前を可愛いと言ってるぜ。
太宰治 正義と微笑 青空文庫
」 受話器を耳に當てたソオルの顏は忽ち眞青になり、あたふたと自席を飛び出して警視室の扉を荒々しく引きあけると、今耳にしたばかりの驚くべき報告を傳へた。
――スウェーデンの殺人鬼―― 死の接吻 青空文庫
幹事が自席から閉会を告げると、聴衆はドアの方へ波打って行った。
平林初之輔 人造人間 青空文庫
それはワーナー博士が自席に戻りハンカチーフで額の汗を拭ったことによって知れた。
海野十三(丘丘十郎) 地球発狂事件 青空文庫
これを自席に帳簿を立ててその蔭で行うとか、或いはまた電車の中にて、乗換えまでの僅少なる時間を利用して行うとか……。
海野十三 発明小僧 青空文庫
みんな古池の蛙のやうに自席からのこのこ這ひ出して来た。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
この日の午前の法廷では、前回に引つづき公訴を取消す要求が、行われたのであるが、検事連は、自席に立ちあがり、十五回にわたって鈴木特別弁護人の発言を妨害した。
――憲法の規定により国民の名において裁判する――鈴木裁判長 それに偽りがないならば 青空文庫
席へつくと同時に、みんな言い合わしたようにこのマントン・デ・マニラをひらりと肩から滑らして、自席のまえの欄干へ懸ける。
血と砂の接吻 踊る地平線 青空文庫