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多事多端

たじたたん
形容動詞名詞
1
標準
eventfulness
文例 · 用例
千恵造の出奔を切っ掛けとして、児子家は以後多事多端であった。
織田作之助 俗臭 青空文庫
明治三十五年から十年間といへば、明治革新史上、收獲の夕であると同時に更に播種の曉でもあつた多事多端な時代である。
蒲原有明 龍土會の記 青空文庫
他人の身の上は多事多端ですな。
坂口安吾 街はふるさと 青空文庫
せつ子のように多事多端な毎日をすごす人でも、当人の身には事もない一生であるかも知れない。
坂口安吾 街はふるさと 青空文庫
それとて、こういう足もとの多事多端は、決してわが織田家の脆弱によるものでもなく、方針の悪いために起る破綻でもない。
吉川英治 黒田如水 青空文庫
第二篇老朽しこの身は数に取らねとも無邪気の民の末いかにせん (明治三十一年)     正造第一章 二十八年は媾和条約につづく三国干渉、遼東還附と多事多端のうちに暮れて、二十九年をむかえた政界もまた多難であった。
大鹿卓 渡良瀬川 青空文庫
生きてゆく国土のさきに、いよいよ多事多端を感じるほど、身を、命を健やかに備えておこうという気もちは、たれよりも老公自身が強かったにちがいない。
吉川英治 梅里先生行状記 青空文庫
――むしろ信長のほうが余りに意慾を急にしたため、よけいな大敵を――それでなくても多事多端なところ――みずから求めてしまった失策の一つといっていいかもしれないのである。
第四分冊 新書太閤記 青空文庫
作例 · 標準
彼女は、一年を通して多事多端な毎日を送っているが、決して笑顔を絶やさない。
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