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多端

たたん
形容動詞名詞頻度ランク #32985 · 青空 126
1
標準
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文例 · 用例
千恵造の出奔を切っ掛けとして、児子家は以後多事多端であった。
織田作之助 俗臭 青空文庫
事に処するは、非常に多端である。
幸田露伴 些細なやうで重大な事 青空文庫
水が湯となり氷となるが、人生の事情の多端錯雑、変幻極まりなきに比べてはるかに簡単であり、したがつて物に接するは、事に処するよりも単純であるが、それでも本当に物に接するといふことに徹底するには、大分の知慮分別と、鍛練修業を必要とする。
幸田露伴 些細なやうで重大な事 青空文庫
社會的の驅病法も多端である。
幸田露伴 努力論 青空文庫
其理由は足掛三年間の我が運命の多端なりし如く、又実に多端なり。
石川啄木 閑天地 青空文庫
中古より降って始めて多端を肇む。
田中貢太郎 令狐生冥夢録 青空文庫
學資の缺乏から早く專門に向はなければならぬ事情もあつたのだけれど、空を論ずることが多岐多端に流れて單純な自分の性情が到底それに堪へることも出來ず、又それを好まなかつたからである。
長塚節 教師 青空文庫
不断に武装をつづけて、多端な政務に張り切っていた心が、ふと家臣を労ってやったことから、計らずも人の心に立ちかえって思わぬまに湧き上った涙だったに違いないのである。
佐々木味津三 老中の眼鏡 青空文庫