多事多難
たじたなん
形容動詞名詞
標準
various difficulties
文例 · 用例
――かへりみると、八月九月はきわめて多事多難だつた、自分で自分を殺すやうな日夜がつゞいた、そして死にもしないで、私はこの境地まで来た。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
金龍と私との十年の歳月は多事多難であったが、又、夢のようにも、すぎ去った。
— ――ゴロー三船とマゴコロの手記―― 『ジロリの女』 青空文庫
まことに大正の御代になっての斯十余年は、私共に、諸君に、日本に、はた世界にとって、極めて多事多難な十余年でありました。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
サア事ダ、私の多事多難はここからスタートして、それからが波瀾重畳、具さに辛酸を嘗めた幾十年を大学で過ごした。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
サア事ダ、私の多事多難はこれがスタートして、それからが波瀾重畳、具さに辛酸を嘗めた幾十年を大学で過ごした。
— 第一部 牧野富太郎自叙伝 『牧野富太郎自叙伝』 青空文庫
いや味をいふわけぢやござんせんが、速水女塾も、これから多事多難だあすね。
— 四幕と声のみの一場よりなる喜劇 『速水女塾』 青空文庫
前途に倍加する多事多難を予想せずにはいられますまい。
— 京の夢おう坂の夢の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
若い者はどしどしと、中央へ行って、日本が今、世界の中でどう動いているか、又いかに我が国が今――又将来、多事多難な時代の潮に向いかけておるか。
— 吉川英治 『山浦清麿』 青空文庫
作例 · 標準
彼の人生は多事多難の連続だったが、その度に立ち上がり、乗り越えてきた。
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