無事
ぶじ
名詞形容動詞頻度ランク #2338 · 青空 6275 例
標準
safety
文例 · 用例
無事にトラックも一台で難なく積めると、引越す先は鍋屋横丁を這入つて左に曲つて、も一度左に曲つて一寸行つた右側であるさうな。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
」と、どうやら無事に言い納めた時に、三十歳を少し越えたくらいの美しい人があらわれ、しとやかに一礼して、「はじめてお目にかかります。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
思慮分別の深い結納のお使者は、ひどく酔いました、これは、ひどく酔いました、と言いながら、紋附羽織と白足袋をまた風呂敷に包んで持って、どうやら無事に、会津藩士の邸宅から脱れ出ることが出来たのである。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
この人はジューリングと一緒に気球で成層圏の根元に近づき一時失神しながらも無事に着陸したという経験をもっていて、搭乗気球としての最高のレコードの保持者であった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
欄下の溜池に海蟹の鋏動かす様がおかしくて見ておれば人を呼ぶ汽笛の声に何となく心|急き立ちて端艇出させ、道中はことさら気を付けてと父上一句、さらば御無事でと子供等の声々、後に聞いて梯子駆け上れば艫に水白く泡立ってあたりの景色廻り舞台のようにくる/\と廻ってハンケチ帽子をふる見送りの人々。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
小松の若先生でも楠先生でも、もし無事だったらまだ生きておられてもいい年輩であったが、二人とも壮年で亡くなられた。
— 寺田寅彦 『追憶の医師達』 青空文庫
(三)無事之好日 その新聞をふところに入れて、家へかへつた。
— 太宰治 『當選の日』 青空文庫
べつに怪我も無い樣子だが、よくあの火の中を無事で逃げて來られたね。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
台風が過ぎ去った後、遠く離れて暮らす家族の無事を確認して心から安堵した。
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厳しい雪山登山だったが、全員揃って無事に下山することができて本当に良かった。
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何事もなく平穏無事に毎日を過ごせることこそが、一番の幸せなのかもしれない。
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標準
safely
作例 · 標準
手術は予定通りに終わり、患者は無事麻酔から目を覚ましました。
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長旅を終えて、ようやく故郷の町へ無事帰り着くことができた。
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迷子になっていた犬が、三日後に無事保護されたという知らせが入った。
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標準
good health
作例 · 標準
ご無事にお過ごしのこととお慶び申し上げます、という定型文で手紙を書き始めた。
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祖母が百歳を迎えてもなお無事でいてくれることが、私たち家族の誇りです。
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戦地へ赴く息子に対し、母親はただただ無事であることだけを祈っていた。
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標準
inaction
作例 · 標準
天下無事の世となり、刀鍛冶たちは農具や包丁を作るようになった。
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事なかれ主義の上司は、何か新しいことを始めるよりも無事を望む傾向がある。
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波乱万丈な人生よりも、何事も起きない無事な日々を私は愛している。
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