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行路

こうろ
名詞
1
標準
one's course
文例 · 用例
春の暮家路に遠き人ばかり 薄暮は迫り、春の日は花に暮れようとするけれども、行路の人は三々五々、各自に何かのロマンチックな悩みを抱いて、家路に帰ろうともしないのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
そうした初夏の野道に、遠く点々とした行路の人の姿を見るのは、とりわけ心の旅愁を呼びおこして、何かの縹渺たるあこがれを感じさせる。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
たまたま行路に逢う知人の顔にも、生活の寂しさが暗く漂っているのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
人生行路に横たわる幾多の陥穽に対する警戒の芽生えを植付けてくれたような気がする。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
その日の夕近く、翁は垂れ雲を左手にした、垂れ雲の幕の面を平行する行路の上を辿るようになった。
岡本かの子 富士 青空文庫
ゆゑに、恋愛に於いて当事者の意識する処は大部分ロマンチツクな詩的な精神的部分でありながら、実は人類の根本義に深く根ざし最も確実な現実性を有する最も現実的人生行路のところどころに置かれたる詩篇なのであります。
岡本かの子 恋愛といふもの 青空文庫
では、恋愛の一分野たる精神意慾、ロマンチツクな詩的感激は必ず肉体慾にのみ支配されてあるべきものであらうか、否、その見解もまた当つたものではない、結局は霊肉一致、それをくりかへして云ふならば、最もロマンチツクなしかも最も現実に即した人生行路の途上に於ける詩篇なのであります。
岡本かの子 恋愛といふもの 青空文庫
始めの書き出しにはロマンチツクなしかも現実に即した人生行路の処々に置かれてある、眼に見ましく手にとらまほしき一篇の詩のやうには書き出しはしましたが…………。
岡本かの子 恋愛といふもの 青空文庫
作例 · 標準
山道を歩く彼の行路は、厳しくも美しいものだった。
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人生の行路において、多くの困難に直面することもあるだろう。
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長い旅の行路を無事に終え、故郷の土を踏んだ。
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