香露
こうろ
名詞
標準
Kōro (brand of sake)
文例 · 用例
木々は香露をふりこぼし、園の仙鶴は羽バタき、全山の禽獣も、一せいに驚き啼いた。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
「――一体どこうろついてたんや。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
……・あんなが来てくれる大根もふとうなつてゐる(緑平老に)・腹がいたいみんみん蝉・夕焼しづかな糸瓜に棚をこしらへる・死にそこなつた、こうろぎがもうないてゐる 七月五日徹夜読書、腹が空つたので、大山さん持参のうどんを茹でゝ食べる、やさしくてうまかつた。
— 伊佐行乞 『行乞記』 青空文庫
・いなびかり別れて遠い人をおもふ こうろぎこうろぎ風鈴が鳴る 八月十七日朝、敬坊来、それから樹明来、私が使者となつて酒と豆腐と味噌と焼魚とを仕入れて戻る、夕方まで三人でゆつくり飲む、樹明帰宅、敬坊と私とは街を散歩する、そして敬坊は泊つた。
— 仙崎 『行乞記』 青空文庫
・山桐のかたまつて実となつてゐる・この山里にも泊るところはあるかなかな・制札にとんぼとまつてゐる西日・こうろぎ、旅のからだをぽり/\と掻く・日ざかりの石ころにとんぼがふたつ・なんとすずしい松かげに誰もゐない行程四里。
— 大田から下関 『行乞記』 青空文庫
はる、こうろうの花のえん、めぐるさかずき、影さして、ちよの松がえ、わけいでし、むかしの光、いまいずこ。
— ―――一幕三場 『春の枯葉』 青空文庫
消しながら、やがて小声で、はる、こうろうの花のえん、めぐるさかずき、影さして、と歌う。
— ―――一幕三場 『春の枯葉』 青空文庫
はる、こうろうの花のえん、の曲の合奏である。
— ―――一幕三場 『春の枯葉』 青空文庫
作例 · 標準
香露は、特定の酒蔵で作られる銘酒の一つだ。
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お土産にいただいた香露は、まろやかな口当たりで非常に美味だった。
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この料亭では、珍しい香露をいただくことができる。
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