道程
どうてい
名詞
標準
文例 · 用例
それが雪のやうに自然と溶けてしまつたのは、旅行の道程が可成進んだ後であつた。
— 萩原朔太郎 『大船驛で』 青空文庫
此の書中の諸詩篇を、年代順に配列し直して読むならば、詩毎に、彼が駆廻つた短い道程、彼の旅行、彼の恋、彼の悲しい肉体を、熾な芸術家の申し分ない歎賞を以て、繰返す思ひがするのである。
— 中原中也 『トリスタン・コルビエールを紹介す』 青空文庫
長い間、帰り途の半分位の道程を、私は何を考へてゐたのだらう、と、子供の姿の見えないことに気のついた途端に、考へたが、その時には、もう私は、先きに歩いてゐる、見えない子供たちに声をかけてゐた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
「ああ、いい病院があるよ、室蘭病院てのが、山の手の高いところにあるよ」「そこまで、波止場から、どのくらいの道程があるの」「そうさなあ、十二、三町ぐらいなもんだろうなあ」 それではとても一人の力で負ってなんぞ行けない。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
ヨブは今この苦闘の道程において在る。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
しかしおよそ光明授受に向って進む道程は常にこれである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
かかる道程を経て進歩するのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
それまでの道程を我らは二十章以下において学ぶのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫