嘆
たん
名詞頻度ランク #42333 · 青空 244 例
標準
sigh
文例 · 用例
夏としなれば、高山に、真ツ白い嘆きを見たり。
— 中原中也 『夏と私』 青空文庫
わが嘆きわが悲しみよ、かうべを昂げよ。
— 中原中也 『夏は青い空に……』 青空文庫
その志明かなれば冬の夜を、われは嘆かず、人々の憔燥のみの悲しみや憧れに引廻される女等の鼻唄を、我が瑣細なる罰と感じそが、わが皮膚を刺すにまかす。
— 中原中也 『寒い夜の自我像』 青空文庫
まひる利根川のほとりを歩めば、二人歩めばしばなくつぐみ、つぐみの鳴くに感じたるわが友のしんじつは尚深けれども、いまもわが身の身うちよりもえいづる、永日の嘆きはいやさらにときがたし、まことに故郷の春はさびしく、ここらへて山際の雪消ゆるを見ず。
— 萩原朔太郎 『利根川の岸邊より』 青空文庫
之に対して或人は理智の欠乏がその原因だといひ、或人は共通信条の不在を嘆いてゐる。
— 中原中也 『感情喪失時代』 青空文庫
例へばボートの選手が、クラッチがいたんだンで俺は負けたんだ、さもなけあ勝つに決つてたんだがと嘆くとする、するとボートの漕げない奴が、クラッチのいたんだことを経験出来るだけでも仕合せだ、それで嘆くなんて、てんで漕げもしない俺なんざ、そいぢやァどうして呉れるんだといふのと同しぢやないか。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
彼は只コルビエールの敏捷性に驚嘆したばかりであつたので、『詩がない※』なぞと誤つた判断をさへ下したものであつた。
— 中原中也 『トリスタン・コルビエールを紹介す』 青空文庫
勿論、三造が世間並になるとしても、嘆くがものは誰にもないのであるが、世間が知らないことを感じてゐる者は、それを明白な形に迄して、世間に呈出する方がよいのである。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
作例 · 標準
窓の外に広がる荒れ果てた庭を眺め、彼は思わず深い嘆を漏らした。
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「はあ……」という彼女の嘆が、静まり返ったリビングに寂しく響いた。
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事件の真相を知った人々からは、驚きとともに悲しみの嘆が次々と溢れ出た。
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標準
grief
作例 · 標準
長年連れ添った伴侶を失い、彼の心は深い嘆に沈み、立ち直るまでに長い時間を要した。
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故郷の惨状を目の当たりにして、言葉にできないほどの嘆が胸を締め付けた。
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詩人は、失われた愛への嘆を美しい言葉に託して一編の詩を書き上げた。
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