棲遅
せいち
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
living in tranquility
文例 · 用例
一体庭樹といふものの多くが、人間の好みに適応するやうに囚へられ、撓められ、造り替へられてゐるのに比べて、雑木はその持味の素朴さ、粗々しさ、とげとげしさの感じが失はれてゐないだけに、それにとり囲まれてゐると、どうかすると人をして山林の中に棲遅してゐるやうな幻想を抱かしめるものだ。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
半年ほどたった時老父の熙は突然流行感冒で老妻を先立たせ、また文官年限令で帝国大学教授の職を免ぜられたので、これを機会に千駄木の家を人に貸して、以前から別荘にしてあった世田ヶ谷の廃屋に棲遅した。
— 永井荷風 『つゆのあとさき』 青空文庫
いちばん御拝の長かったは母上で、いちばん神様の御気に召したかと思われるはせいちゃんのであった。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
「どうですかせいちゃんは、神様の前で御膝を出して。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
父上のいくさの話が出て子供等が急におとなしくなったと思うたら、小さいのとせいちゃんは姉上の膝の上ではや寝てしまった。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
どうせいちど死んだ身なんだし、何でもいい、人のお役に立てるものなら立ってあげたい。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
どうせいちど死んだ身なんだし、何でもいい、人のお役に立てるものなら立つてあげたい。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
『ねえAさん この頃せいちやんはどうして?
— ――ある妻の手紙―― 『道』 青空文庫
作例 · 標準
彼は都会の喧騒を離れ、田舎で棲遅の生活を送っている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
棲遅の境地で、彼は創作活動に没頭した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
若い頃は忙しかったが、今は棲遅の日々を楽しんでいる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
retirement house
作例 · 標準
彼は長年の夢だった山奥に棲遅を建てた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
棲遅で静かに過ごすのが、老後の楽しみだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その作家は、海辺の小さな棲遅で名作を書き上げた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash