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精緻

せいち
形容動詞名詞頻度ランク #22825 · 青空 238
1
標準
delicate
文例 · 用例
均斉、精緻、繊巧その宜しきを得てゐるが、それは人生たるべくは、人間たるべくは、多くの場合何となく真実さ、自然さ、裸さ、ゆとり、柔みの感じを欠いてゐる。
――全人間的な体現を――(その一、芥川龍之介氏) 現代作家に対する批判と要求 青空文庫
3 現代作家の文章を考へてみても、ごく大まかな詞ではあるが、志賀直哉は驚くほど神經質に鋭く簡潔、菊池寛は無駄なく直截適確、谷崎潤一郎は莊重で力強く、佐藤春夫は典雅纎細、里見※は流麗精緻、――一一擧げたらきりがないが、さういふ特色は言ひ換へれば、作者の氣質持前の現れに外ならない。
南部修太郎 氣質と文章 青空文庫
現在の精密科学の方法の重要な目標は高級な数理の応用と、精緻な器械を用いる測定である。
寺田寅彦 ルクレチウスと科学 青空文庫
しかし、この、近代科学から見放された人間の感覚器を子細に研究しているものの目から見ると、これらの器官の機構は、あらゆる科学の粋を集めたいかなる器械と比べても到底比較にならないほど精緻をきわめたものである。
寺田寅彦 感覚と科学 青空文庫
古びた、厚み五分、二寸四方位の四角い上等な象牙で、表面には精緻な菊花が一面に彫り出されてあって、しかもその花のひとつひとつが何れも素晴しいルビイの芯を有っているのです。
渡辺温 象牙の牌 青空文庫
盲人一流の芸者として当然の事なれども、触覚鋭敏|精緻にして、琉球時計という特殊の和蘭製の時計の掃除、修繕を探りながら自らやって楽しんでいた。
太宰治 盲人独笑 青空文庫
余は彼の独特なのに敬服しながら、そのあまりに精細過ぎて、話の筋を往々にして殺して仕舞う失敗を歎じた位、彼は精緻な自然の観察者である。
――長塚節著『土』序―― 『土』に就て 青空文庫
ことに前者に於て、ある男とある女の性的関係の階級等差が、あれ程細かく書いてありながら、些とも卑猥な心持を起させずに、ただ精緻な観察其物として、他をぐいぐい引き付けて行く処などは、何うしても旨いと云わなければなりません。
夏目漱石 木下杢太郎著『唐草表紙』序 青空文庫
作例 · 標準
その時計は、精緻な部品で構成されている。
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精緻な分析により、問題の原因が特定された。
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彼女の作品は、精緻な描写が特徴だ。
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