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勘気

かんき
名詞
1
標準
disfavor
文例 · 用例
心配して仲にはいってくれる者もあったが、何分伝三郎が千恵造の駆落をそゝのかしたばかりか、いろ/\千恵造の肩をもち、彼の弁護をしたということになっているので、勘気はとけなかった。
織田作之助 俗臭 青空文庫
勘気を赦されて帰り新参になったばかりなので、主人を叩きつけて主人が好い心持のする筈は無いから、当惑するのに無理は無い。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
観て居る者は気の毒で堪らない、オヤオヤ左馬允め、負ければ無事だろうが、勝った段にはもともと勘気を蒙った奴である、手討になるか何か知れた者では無いと危ぶんだ。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
この伏見の地震は、河竹黙阿弥の地震加藤の史劇で有名な地震で、石田三成等の纔者のために斥けられて蟄居していた加藤清正は、地震と見るや足軽を伴れて伏見城にかけつけ、城の内外の警衛に当ったので、秀吉の勘気も解けたのであった。
田中貢太郎 日本天変地異記 青空文庫
『駿府記』など見ると、且元、秀頼の勘気に触れて、大阪城退出後、京都二条の家康の陣屋にまかり出で、御前で、藤堂高虎と大阪|攻口を絵図をもって、謀議したりしている。
菊池寛 真田幸村 青空文庫
父の勘気がとけぬことが憂鬱の原因らしく、そのことにひそかに安堵するよりも気持の負担の方が大きかった。
織田作之助 夫婦善哉 青空文庫
蝶吉に肱鉄砲を食ッて、鳶頭に懐中の駒下駄を焼かれた上、人の妓を食おうとする、獅子身中の虫だとあって、内の姉御に御勘気を蒙ったのを、平蜘蛛で詑を入れて、以来きっと心得まするで、何卒相変りませず、今夜も来ている。
泉鏡花 湯島詣 青空文庫
忠利の兄与一郎|忠隆の下についていたので、忠隆が慶長五年大阪で妻前田氏の早く落ち延びたために父の勘気を受け、入道|休無となって流浪したとき、高野山や京都まで供をした。
森鴎外 阿部一族 青空文庫
作例 · 標準
上司の勘気を買うような発言は控えるべきだ。
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彼の度重なる遅刻は、ついに部長の勘気に触れ、厳しい処分が下された。
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些細なことで父親の勘気を買ってしまい、しばらく口をきいてもらえなかった。
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