味読
みどく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
reading with appreciation
文例 · 用例
それは吾輩が今此詩集を味読して、石川君の歌の特色を明に印象し得たからであらう。
— 伊藤左千夫 『『悲しき玩具』を読む』 青空文庫
今朝は碧巌の雲門日々好日を味読した。
— 伊佐行乞 『行乞記』 青空文庫
が、本当に氏の作品を味読する者にとって、氏の作品の奥深く鼓動する人道主義的な温味を感ぜずにはいられないだろう。
— 菊池寛 『志賀直哉氏の作品』 青空文庫
というのは少なくもほんとうにすぐれた探偵小説を味読するには、少なくもアベレージな知識と推理力とを必要とするからである。
— 平林初之輔 『現下文壇と探偵小説』 青空文庫
一茶の作品は極めて無造作に投げ出したようであるが、その底に潜んでいる苦労は恐らく作家でなければ味読することが出来まい(勿論、芭蕉ほど彫心鏤骨ではないが)。
— 種田山頭火 『片隅の幸福』 青空文庫
行と行との間をも味読するということは、そういうところから起ってくるのであろう。
— 豊島与志雄 『ふざけた読書』 青空文庫
其点大方の寛恕を乞い私の味読のしかたに誤あらばドシドシ御教示仰ぎたい。
— 杉田久女 『女流俳句を味読す』 青空文庫
いったいに文学の反語性に味読の及ばぬ識見低俗なヤカラが文学を批評するというのが間違っている。
— 坂口安吾 『白井明先生に捧ぐる言葉』 青空文庫
作例 · 標準
この小説は、繰り返し味読するほどに深い味わいがある。
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古典文学は、味読することで初めてその真価がわかる。
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彼は詩集を静かに味読しながら、コーヒーを飲んでいた。
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