好期
こうき
名詞
標準
ideal time
文例 · 用例
時正に秋も半、軍旅の好期である。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
大連を明日立たんとて荷づくりを夜更けてすれば旅役者めく 予等の一週間滞在した大連の印象が甚だ快適なものであつたのは、季節も一年中の好期であつたが、何よりも邦人諸君の慇勤な情味に由る事である。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
大隅は手術台の上で、いまこそ脱出の好期とばかりに、手足をいろいろと引張ってみたが、どうしてどうして、動かばこそ……。
— 海野十三 『地球盗難』 青空文庫
此好期節に書きたいことが沢山あるが今日は遠慮しやう。
— 石川三四郎 『百姓日記』 青空文庫
」 軍医は、上唇を横にかすり取られた幼なげな男に、こうきいた。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
けれども、また亡くなった鷲の大臣が持っていた時は、大噴火があって大臣が鳥の避難のために、あちこちさしずをして歩いている間に、この玉が山ほどある石に打たれたり、まっかな熔岩に流されたりしても、いっこうきずも曇りもつかないでかえって前よりも美しくなったという話ですよ」 兎のおとうさんが申しました。
— 宮沢賢治 『貝の火』 青空文庫
そして、こうきいた。
— 新美南吉 『川』 青空文庫
むこうがああきた、そこであすこをパチンとおさえた、それからこうきたから、こうにげたが、あれはやっぱり、こっちのところへ、こうわたるべきだったなどと、むちゅうになって、歩いてきました。
— 新美南吉 『のら犬』 青空文庫
作例 · 標準
野菜の種をまくには、気温が安定する今月下旬が好期だ。
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新規事業を立ち上げる好期を虎視眈々と狙っていたが、ついにチャンスが来た。
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紅葉狩りの好期を逃さないよう、毎日天気予報と見頃情報をチェックしている。
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