外縁
がいえん
形容動詞名詞
標準
brink
文例 · 用例
こっそりと渡殿の欄干を匐い上り、本堂の外縁にまわり込んでみると、本堂の真背後に在る内陣と向い合った親柱を、最前の三多羅和尚が双肌脱ぎとなり、声こそ立てねエイヤエイヤと、調子を計って押しつ緩めつしているけはいである。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
銀河系の渦状分肢のさらに外縁に孤立する太陽の惑星、テルミナスにこもった三万人の研究者が、何世代にも渡ってえんえんと刊行し続けたというあの事典の存在は、アダムスの頭にもありました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
すなわち、この渦動が渦の外縁の方に行くほど増加するものとすれば、ちょうどニュートンの説のようになるというのである。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
また星雲の外縁にあるガス分子が遠方の太陽から受取る輻射のために高速度を得てその星雲から離脱し空間に放出されるためにも諸太陽の間に物質の交換が起るのである(『宇宙の成立』一七五頁参照)。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
十は圓滿無缺の數であつて、之を本位として、十一以上は外縁に從つて増加したもの、十以下はまた外縁に從つての違ひはあるが、十の本位を離れないから、そのまゝ圓滿だと云ふのだ。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
軒下の外縁を彼女らが無断占拠するのはよいとして、それによって屋内の主人である私が時々おびやかされ制作のさまたげをされるのは、「困った悪戯もの」 であります。
— 上村松園 『画室談義』 青空文庫
が、差当り僕の見た小杉未醒氏は、気の弱い、思いやりに富んだ、時には毛嫌いも強そうな、我々と存外縁の近い感情家肌の人物である。
— 芥川龍之介 『小杉未醒氏』 青空文庫
(二月三日) 誨淫の書 金瓶梅、肉蒲団は問はず、予が知れる支那小説中、誨淫の譏あるものを列挙すれば、杏花天、燈芯奇僧伝、痴婆子伝、牡丹奇縁、如意君伝、桃花庵、品花宝鑑、意外縁、殺子報、花影奇情伝、醒世第一奇書、歓喜奇観、春風得意奇縁、鴛鴦夢、野臾曝言、淌牌黒幕等なるべし。
— ―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文― 『骨董羹』 青空文庫
作例 · 標準
その村は、広大な森林の外縁にひっそりと存在していた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
太陽系の外縁には、まだ観測されていない天体が無数にあると考えられている。
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彼は権力闘争の末、組織の中枢から外縁へと追いやられてしまった。
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台風の進路予報円の外縁にかかっている地域でも、警戒が必要だ。
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