内縁
ないえん
名詞
標準
de facto marriage
文例 · 用例
内縁の夫があつたのだよ。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
望の黒百合の花を取ってやがて戻って参りましょうが、しかし打遣っちゃあおかれません、貴方に御内縁の嬢さんなら、私にゃ新夫人様。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
この世に生きてたって仕様のない人間だからね……」「……………」「構わないから、その薬を頒けておくれよ……僕の財産の全部は内縁の妻伊奈子に譲る……っていう遺言書を書いといたら文句はないだろう……」 彼女はみるみる唇の色まで白くした。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
のちに、自分は、自分の内縁の妻が犯されるのを、黙って見ていた事さえあったほどなのです。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
母親は内縁の若い後妻で入籍して無かったし、寺には寺で法縁上の紛擾があり、寺の後董は思いがけない他所の方から来てしまった。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
五 内縁 それより一、二カ月を経て、東京より重井ら大同団結遊説のため阪地を経て中国を遊説するとの報あり。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
さては客来と言ひしも詐にて、或は内縁の妻と定れる身の、吾を咎めて邪魔立せんとか、但は彼人のこれ見よとてここに引出せしかと、今更に差はざりし父が言を思ひて、宮は仇の為に病めるを笞たるるやうにも覚ゆるなり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
新高って言う人は青バスにいるうちに幾人も幾人も女車掌を引っかけて内縁を結んで、その人に倦きると片端から殺して、何処かへ棄てて来るらしいんですって……。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
作例 · 標準
彼は彼女と長年内縁関係を続けている。
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法律上の婚姻ではないが、二人は内縁の夫婦として暮らしていた。
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内縁関係でも、一定の条件を満たせば法的な保護を受けることができる。
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