相識
そうしき
名詞
標準
acquaintance
文例 · 用例
そしてわずか一と月ほどの間に、あの療養地のN海岸で偶然にも、K君と相識ったというような、一面識もない私にお手紙をくださるようになったのだと思います。
— ――或はKの溺死 『Kの昇天』 青空文庫
近所の人であるから、忠一とも予て相識っているのである。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
為永春水はまだ三鷺と云い、楚満人と云った時代から竜池と相識になってこの遊の供をした。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
寿阿弥と竜池父子とは相識ではあっただろうが、その交の奈何を詳にしない。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
景一は京都赤松殿|邸にありし時、烏丸光広卿と相識に相成りおり候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
物語の一半は、親しく岡田に交っていて見たのだが、他の一半は岡田が去った後に、図らずもお玉と相識になって聞いたのである。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
「お玉とはどうして相識になって、どんな場合にそれを聞いたか」と問うかも知れない。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
ビュロオ伯は常の服とおぼしき黒の上衣のいと寛きに着更へて、伯爵夫人とともにここにをり、かねて相識れる中なれば、大隊長と心よげに握手し、われをも引合はさせて、胸の底より出づるやうなる声にてみづから名告り、メエルハイムには「よくぞ来玉ひし、」と軽く会釈しぬ。
— 森鴎外 『文づかひ』 青空文庫
作例 · 標準
彼とは十数年来の相識ではあるが、お互いに一線を画しており、プライベートな話題に踏み込むことはない。
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「偶然ですね、あの方も私の相識の一人なんです」と、彼女はパーティーの会場で軽く会釈した。
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旅先で知り合った名もなき相識から、数年ぶりに届いた一通の絵葉書が、懐かしい記憶を呼び覚ました。
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