面識
めんしき
名詞頻度ランク #18961 · 青空 147 例
標準
acquaintance
文例 · 用例
そしてその客である奥さんは、彼をよく知つてゐながら彼の父とも母とも一面識さへなかつたのだ。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
なぜならば著者の祕密は、通常性格の最も深い所に藏つてあり、一度や二度の面識で現はれる機會がないから。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
抱月さんはあとで聞けばその二三日前に死んだのであるが、私は抱月さんその人を見たのは、その二月ほど前に牛込の藝術座の廊下で遠見に姿を見たのが初めてでまた最後で、無論何の面識も持たない人だつたのである。
— 南部修太郎 『自分の變態心理的經驗』 青空文庫
球突に淫する和田英作畫伯 和田英作|畫伯とは一昨年の春頃近|所の球突塲で初めて御面識を得た。
— 南部修太郎 『文壇球突物語』 青空文庫
そしてわずか一と月ほどの間に、あの療養地のN海岸で偶然にも、K君と相識ったというような、一面識もない私にお手紙をくださるようになったのだと思います。
— ――或はKの溺死 『Kの昇天』 青空文庫
見廻すとその中の五人は兼て一面識位はある人であるが、一人、色の白い中肉の品の可い紳士は未だ見識らぬ人である。
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
殊に私は櫻木海軍大佐とは面識の間柄で、數年前の事、私がまだ今回の漫遊に上らぬ以前、ある夏、北海道旅行を企てた時、横濱から凾館へ赴く船で面會した時も、談話爰に及んだ時、彼はふと衣袋の底を探つて、昨夜旅亭の徒然に作つたのだと言つて、一|篇の不思議な新體詩を示された。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
それは金主と事業者との間に一面識もないからであるのと、も一つ複雑したいきさつが纏はつてゐるからである。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
作例 · 標準
直接の面識はありませんが、共通の友人がいます。
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彼女とは面識があったので、仕事の相談もしやすかった。
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初めて会う人でしたが、意外とすぐに面識ができた。
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