知己
ちき
名詞頻度ランク #40077 · 青空 1004 例
標準
acquaintance
文例 · 用例
羽織袴を忘れずに、帽子はなるべくアミダに冠らないやうにして、六ヶ敷い顔をして、理想を前例に照して持つてゐれば、近所知己の評判は良いのでありませう。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
――私と北原白秋氏とは彼の最初の知己であつた――あまつさへ、私自身しばしば彼の表現を模倣しようとして、愚かな失敗を繰返したことさへある。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
自分の意志や感情やを、真によく対手に呑み込んでもらうためには、対手が自分の親友|知己であり、自分の心持ちや性格やを、充分によく知っているものでない限り百万言を費して無駄になる場合が多い。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
だが私は、かつて伊香保で知己になつた谷崎潤一郎氏に對しても、やや同樣の邪推なしに居られなかつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
花袋の周旋で『太陽』に載せられた白峰三山の紀行文は、意外の人の知己を得た。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
でも折角遠方からして、招くやうに呼びあげた藝術上の親しい知己を、そんなことで無情にするには忍びなかつた。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
君は道で出逢つた若い女が、知己の青年にお辭儀をしたといふだけでも、世界が轉覆するほどの嫉妬を感じ、百の慷慨悲憤をした。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
(その明白の證據は、彼の友人の大部分が皆詩人であつて、小説家の側には全く知己のないのを見ても推察される。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に就いて』 青空文庫
作例 · 標準
彼は政界に多くの知己を持っており、顔が広い。
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旅先で偶然、昔の知己に出会って旧交を温めた。
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知己の紹介で、新しい仕事のアポイントメントを取り付けた。
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標準
close friend
作例 · 標準
彼は私の性格を熟知している、まさに唯一無二の知己だ。
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終生の知己を得ることは、人生における最大の幸運だろう。
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彼とは言葉を交わさずとも通じ合える、深い知己の仲である。
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