籌
ちゅう
名詞
標準
wooden skewer used for counting
文例 · 用例
社の高信さんの籌略によつて、一陣の鋭兵が懷に伏せてある。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
但欲ふ 客の※酔せんことを、※籌 何ぞ肯て数へむ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
そこで軍氣を考へ、察し、其の甲兵を見ずして、既に其の意氣、即ち軍陣の内質本體の如何なるものなるかを知り、而して我と彼とを比較して勝敗利鈍の數を籌らうとするところから其の術を生じたのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
が、いや、差しかかった主人の用向が大切だ、またおれの一命はこんなところで果すべきものではないと、思いかえして、堪忍をこらし、無事に其の時の用を弁じて間もなく退役し、自ら禄を離れて、住所を広島に移して斗籌を手にする身となった……。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
西垣籌氏――『小供』色彩の混濁を避けようとして、避けきれなかつた、もつと猛烈な追求をやつて単純化に復したらよかつた。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
が、この大根気、大努力も決して算籌外には置かれないので、単にこの点だけでも『八犬伝』を古往今来の大作として馬琴の雄偉なる大手筆を推讃せざるを得ない。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
伊藤は牙籌一方の人物で、眼に一丁字なく、かつて応挙の王昭君の幅を見て、「椿岳、これは八百屋お七か」と訊いたという奇抜な逸事を残したほどの無風流漢であった。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
籌馬をごまかすのもインチキであろう。
— 海野十三 『麻雀インチキ物語』 青空文庫
作例 · 標準
昔の商人たちは、籌を使って物の数を数えていたそうだ。
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歴史博物館で、古代の計算に使われた籌の展示を見た。
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籌は、そろばんが普及する以前の計算道具として知られている。
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