観潮
かんちょう
名詞動詞-サ変
標準
tide watching (esp. in the Naruto Strait)
文例 · 用例
その夜森博士邸に観潮楼歌会があつて、パンに出席した二三人の人がそこに行つた。
— 木下杢太郎 『パンの会の回想』 青空文庫
(この月の五日には観潮楼歌会があつて、佐々木博士、吉井、北原、與謝野、伊藤、古泉、斎藤、平野、上田、諸氏が集つた。
— 木下杢太郎 『パンの会の回想』 青空文庫
千駄木町に住んでいた漱石の作品のどこかに菊見があったし、団子坂のすぐ上に住んでいた森鴎外の観潮楼へは、菊人形の楽隊の音が響いたにちがいない。
— 宮本百合子 『菊人形』 青空文庫
鴎外が、そういう見晴らしに向って立っていた自分の二階を、観潮楼と名づけた由来も肯ける。
— 宮本百合子 『田端の汽車そのほか』 青空文庫
住む二階を観潮楼と名づけた、その家と庭との工合からも、勢よく上にはねた髭をつけた鴎外の顔は、果もない下町の廃跡に向って立っている。
— 宮本百合子 『田端の汽車そのほか』 青空文庫
ひとの背たけの倍ほどもある鬼蓼が昔、森鴎外の住んでいた観潮楼のやけあとにも生えた。
— ――こんにちの文学への疑い―― 『「下じき」の問題』 青空文庫
観潮楼から斜かいにその頃は至って狭く急であった団子坂をよこぎって杉林と交番のある通りへ入ったところから、私は毎朝、白山の方へ歩いて行ったのであった。
— ――「父上様」をめぐって―― 『鴎外・漱石・藤村など』 青空文庫
もし僕の言葉を疑ふならば、古人の随筆は姑く問はず、まづ観潮楼偶記を読み或は断腸亭雑※を読み、次に月月の雑誌に出る随筆の大半と比べて見るがよい。
— 芥川龍之介 『野人生計事』 青空文庫
作例 · 標準
春の大潮の時期を狙って、鳴門海峡の渦潮を観潮しに行くツアーに参加した。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
観潮船のデッキから、渦を巻く激しい潮流を間近に見て、自然の力に圧倒された。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
「すごい迫力だね!」「うん、観潮船に乗って正解だったね!」
幻辭AI · gemini-2.5-pro
ウィキペディア
観潮(かんちょう)とは、海上または海岸において潮の流れるさま、満ち引き(潮汐)、渦潮等の特徴的な海面の動きを観賞することである。
出典: 観潮 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0