間諜
かんちょう
名詞
標準
spy
文例 · 用例
客の間諜として店に入り込んでいるようなものだ。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
『あの赤ひげは熊の方の間諜だつたね』誰かが云ひました。
— 宮沢賢治 『氷河鼠の毛皮』 青空文庫
それは努めてしたのではないが、人の嗜慾に対し間諜犬のような嗅覚を持つ彼の本能は自ずと働いていた。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
「敵の間諜じゃないか。
— 泉鏡花 『第二菎蒻本』 青空文庫
それで近頃イギリスの官憲が斯ういう独逸人を間諜じゃないのかと疑い出し、我が国の外務省も気兼ねをしながら、印度入りの旅券を下附してくれますが、イギリスの領事館で上陸許可の査証を仲々くれません。
— 岡本かの子 『褐色の求道』 青空文庫
ドイツ人たちは、ふとウルターのゐる前をもかまはず間諜としてのいろんな秘密の相談を大びらに話しつゞけました。
— 鈴木三重吉 『勇士ウ※ルター(実話)』 青空文庫
すると、はたして、昼間のドイツ人の間諜二人が、入口をあけてはいつて来ました。
— 鈴木三重吉 『勇士ウ※ルター(実話)』 青空文庫
……ですから一生懸命に隙を見つけて、白軍の方へ逃げ込んで来たのですが、それでもどこに赤軍の間諜が居るかわかりませんからスッカリ要心をして、口笛や鼻唄にも出しませんでしたが、その苦しさといったらありませんでした。
— 夢野久作 『死後の恋』 青空文庫
作例 · 標準
彼は敵国に潜入し、重要情報を盗み出す任務を帯びた間諜だった。
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歴史の裏では、数多くの間諜が暗躍し、戦局を左右してきた。
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彼女は味方を装い、巧みに組織の内部情報を探る間諜の疑いがかけられている。
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その男は捕らえられ、隣国から送り込まれた間諜であることが白状させられた。
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