踏歌
とうか
名詞
標準
type of dance where the ground is stamped (Heian period)
文例 · 用例
元三日が過ぎてまた今年は男踏歌であちらこちらと若い公達が歌舞をしてまわる騒ぎの中でも、寂しい常陸の宮を思いやっていた源氏は、七日の白馬の節会が済んでから、お常御殿を下がって、桐壺で泊まるふうを見せながら夜がふけてから末摘花の所へ来た。
— 末摘花 『源氏物語』 青空文庫
その人たちの外へ出している袖口の重なりようの大ぎょうさは踏歌の夜の見物席が思われた。
— 花宴 『源氏物語』 青空文庫
御所では内宴とか、踏歌とか続いてはなやかなことばかりが行なわれていたが中宮は人生の悲哀ばかりを感じておいでになって、後世のための仏勤めに励んでおいでになると、頼もしい力もおのずから授けられつつある気もあそばされたし、源氏の情火から脱れえられたことにもお悦びがあった。
— 榊 『源氏物語』 青空文庫
今年の正月には男踏歌があった。
— 初音 『源氏物語』 青空文庫
月が明るくさして薄雪の積んだ六条院の美しい庭で行なわれる踏歌がおもしろかった。
— 初音 『源氏物語』 青空文庫
踏歌の組は朱雀院で皇太后の宮のほうへ行っても一回舞って来たのであったから、時間がおそくなり、夜も明けてゆくので、饗応などは簡単に済ますのでないかと思っていたが、普通以上の歓待を六条院では受けることになった。
— 初音 『源氏物語』 青空文庫
玉鬘の姫君はあの踏歌の日以来、紫夫人の所へも手紙を書いて送るようになった。
— 胡蝶 『源氏物語』 青空文庫
男踏歌があったので、それを機会として玉鬘は御所へ参ったのである。
— 真木柱 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の宮廷では、新年の祝宴で雅やかな踏歌が披露された。
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古典文学には、踏歌の情景を描写した歌が多く残されている。
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彼は、失われた踏歌の舞を現代に再現しようと研究を重ねた。
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ウィキペディア
踏歌(とうか/あらればしり)とは、多数の人が足で地面を踏みならし、列を作り行進して歌い躍る、古代の群集舞踏。蹈歌、阿良礼走り、霰走りとも表記される。
出典: 踏歌 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0