桃花
とうか
名詞
標準
peach blossom
文例 · 用例
思い切って桃花の中へ入ってしまえば、何もかも忘れた。
— 岡本かの子 『桃のある風景』 青空文庫
其の蓑紛々として桃花を點じ、微笑して一揖す。
— 泉鏡花 『花間文字』 青空文庫
隋の文帝の宮中には、桃花の粧あり。
— 泉鏡太郎 『唐模樣』 青空文庫
正午、日はうらうらと桃花畑に照り渡り、烟り拡がっているのであった。
— 岡本かの子 『兄妹』 青空文庫
英雄自ら是れ風雲の客児女の蛾眉敢て仙を認めんや若し武陵|何処と問わば桃花流水門前に到れ 老婆はその詩を見て世高を秀英の許へやってもいいと思った。
— 田中貢太郎 『断橋奇聞』 青空文庫
それ故に水莽草の多い楚中の桃花江一帯には、この鬼が最も多いとのことであった。
— 田中貢太郎 『水莽草』 青空文庫
朝の黄金の光が颯っと射し込み、庭園の桃花は、繚乱たり、鶯の百囀が耳朶をくすぐり、かなたには漢水の小波が朝日を受けて躍っている。
— ――新曲聊斎志異―― 『竹青』 青空文庫
卵、土に入らずば、ただ雉となると(『淵鑑類函』四三八、『本草綱目』四三)、サー・トマス・ブラウン説に、古エジプトの俗信に、桃花鳥は蛇を常食とするため、時々卵に異状を起し、蛇状の子を生む。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
春になり、庭の桃の木に可憐な桃花が咲き始めた。
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桃花の淡いピンク色が、春の訪れを告げる。
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彼は、桃花が咲き誇る美しい風景を写真に収めた。
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