分厚い
ぶあつい
形容詞頻度ランク #14354 · 青空 282 例
標準
thick
文例 · 用例
大小|取交ぜた分厚い札束を、いい加減に二分して左右の内ポケットに突込んだ私は、すこし寛いだ気持になった。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
……何故ともなしに……そうして絹本を表装した分厚い画帳を恐る恐る繰り拡げていたように思う。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
男は分厚い唇にたまった泡を、素早く手の甲で拭きとった。
— 織田作之助 『秋深き』 青空文庫
女はでかい溜息をつき、「あの男にはほんまに困ってしまいます」 と、言って分厚い唇をぎゅっと歪めた。
— 織田作之助 『秋深き』 青空文庫
それは真鍮製のかなり頑固な洋式の把手で、鍵穴の附いた分厚い真鍮板が裏表からガッチリと止めてある。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
軽部は小柄なわりに顔の造作が大きく、太い眉毛の下にぎょろりと眼が突き出し、分厚い唇の上に鼻がのしかかっていて、まるで文楽人形の赤面みたいだが、彼はそれを雄大な顔と己惚れていた。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
右手に小さな銀色のピストルを持ち、左手に分厚い札束を抓んで軽く上下に振り動かしている。
— 夢野久作 『冥土行進曲』 青空文庫
……それがその……折紙と申しますのはこのお書付なんで……ヘエ」 貫七爺は懐中から新聞紙に包んだ分厚い罫紙の帳面を取出した。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
作例 · 標準
真冬の北海道へ旅行するため、分厚いダウンジャケットと手袋を新調した。
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彼がカバンから取り出したのは、付箋がびっしりと貼られた分厚い六法全書だった。
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喫茶店で頼んだトーストは、想像の倍以上ある分厚いパンが使われていて食べ応えがあった。
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