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分厚

ぶあつ
形容動詞
1
標準
thick
文例 · 用例
達沢は大男で、頭髪がネグロ人のやうにモシヤ/\してゐて、顎が剪落されたやうに短いため、此の顔は分厚な将棋の駒を想はせた。
中原中也 校長 青空文庫
色の青い娘は、着てゐる薄い茶色のジヤケツを、分厚に出来た、黒い※の木のベンチの、一番暗い隅に押し付けるやうにして坐つてゐる。
DIE FLUCHT 駆落 青空文庫
左右の手袋は分厚く重く、紐をつけた財布のように頸から吊るしていなければならない。
黒島傳治 氷河 青空文庫
スカンディナヴィアの田舎には恐ろしくがんじょうで分厚でたたきつけても割れそうもないコーヒー茶わんにしばしば出会った。
寺田寅彦 コーヒー哲学序説 青空文庫
大小|取交ぜた分厚い札束を、いい加減に二分して左右の内ポケットに突込んだ私は、すこし寛いだ気持になった。
夢野久作 けむりを吐かぬ煙突 青空文庫
……何故ともなしに……そうして絹本を表装した分厚い画帳を恐る恐る繰り拡げていたように思う。
夢野久作 けむりを吐かぬ煙突 青空文庫
三銭切手二枚か三枚貼った恐ろしく重い分厚の手紙を読んでみると、それには夏目先生の幼少な頃の追憶が実に詳しく事細かに書き連ねてあるのであった。
寺田寅彦 埋もれた漱石伝記資料 青空文庫
男は分厚い唇にたまった泡を、素早く手の甲で拭きとった。
織田作之助 秋深き 青空文庫
作例 · 標準
肉屋の店主に「この豚肉、とんかつ用に分厚に切ってください」とお願いした。
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図書館で借りてきたのは、片手で持つと腕が痛くなるほど分厚な百科事典だった。
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寒さに耐えるため、窓ガラスに分厚な断熱シートを何重にも貼り付けた。
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分厚(ぶあつ) — 幻辞.com