薄手
うすで
名詞-の形容詞形容動詞名詞頻度ランク #30852 · 青空 175 例
標準
thin (paper, cloth, porcelain, etc.)
文例 · 用例
難を云えば造りが薄手に出来ていて湿気などに敏感なことです。
— ――或る私信―― 『橡の花』 青空文庫
身をかわして薄手だけで遁れた。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
きわめて薄手な色白の皮膚が斑らに紅くなった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
油気も無く擦切るばかりの夜嵐にばさついたが、艶のある薄手な丸髷がッくりと、焦茶色の絹のふらしてんの襟巻。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
……そして、肩越しに此方を見向いた、薄手の、中だかに、すつと鼻筋の通つた横顏。
— 泉鏡太郎 『淺茅生』 青空文庫
いつも來る時は、縞もののそろひで、おとなしづくりの若い男で、女の方が年下の癖に、薄手の圓髷でじみづくりの下町好みでをさまつてゐるから、姉女房に見えるほどなのだが、「嬰兒が乳を呑みますから、私は何うでも、彼女には實に成るものの一口も食はせたうござんすから。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
たゞ、さきに、伊達の停車場を出て間もなく踏切を越して、しばらくして、一二軒、村の小家の前に、細い流に一際茂つて丈ののびたのがあつて、すつと露を上げて薄手ながら、ふつくりとした眞新しい蕾を一つ見た。
— 泉鏡太郎 『飯坂ゆき』 青空文庫
が、鬼神の瞳に引寄せられて、社の境内なる足許に、切立の石段は、疾くその舷に昇る梯子かとばかり、遠近の法規が乱れて、赤沼の三郎が、角の室という八畳の縁近に、鬢の房りした束髪と、薄手な年増の円髷と、男の貸広袖を着た棒縞さえ、靄を分けて、はっきりと描かれた。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
作例 · 標準
春先には薄手のカーディガンが一枚あると、温度調節に重宝する。
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この和紙は薄手だが、繊維がしっかりしていて破れにくい。
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夏用の寝具として、通気性の良い薄手のタオルケットを購入した。
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標準
superficial (knowledge, critique, etc.)
作例 · 標準
彼の批評は薄手で、作品の本質に踏み込めていないという指摘を受けた。
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付け焼き刃の薄手な知識では、専門家の鋭い質問には答えられない。
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薄手な議論に終始してしまい、肝心の解決策が見つからないまま会議が終わった。
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標準
slight wound
作例 · 標準
幸いにも薄手で済んだが、一歩間違えれば大怪我になるところだった。
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刃物で指先を薄手に切ってしまったので、絆創膏を貼って様子を見る。
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転倒して膝を薄手に擦りむいた子供が、泣きべそをかきながら帰ってきた。
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