敢為
かんい
名詞
標準
daring
文例 · 用例
勇猛心というよりか、敢為の気象といったほうがよかろう。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
そして、どうして井深君にそんな敢為な志が湧き起こったのであろうか、それはただその少女があまりにも自分の恋人にそっくりであったから――と云う理由だけに過ぎない。
— 渡辺温 『少女』 青空文庫
此現状維持の外観が、思慮の欠乏から生ずるのでなくて、却つて明白な判断に本いて起ると云ふ事実は、彼が犯すべからざる敢為の気象を以て、彼の信ずる所を断行した時に、彼自身にも始めて解つたのである。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
二三 慈、険、及不敢為天下先。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
第六条 敢為活溌堅忍不屈の精神を以てするに非ざれば、独立自尊の主義を実にするを得ず。
— 慶応義塾 『修身要領』 青空文庫
たとえ、その一部分にてもこれを教えて完全ならしめんとするときは、かえってその人の天資を傷い、活溌|敢為の気象を退縮せしめて、結局世に一愚人を増すのみ。
— 福沢諭吉 『文明教育論』 青空文庫
そを申す者あるも、毫も意とし給はざる程の君也」と評せしめたる、極めて敢為の御気象に富み給へる、同時に又、極めて術数を好み給ふ君主に、おはしましき。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
諏訪|因幡守忠頼の嫡子、頼正君は二十一歳、冒険|敢為の気象を持った前途有望の公達であったが、皆紅の扇を持ち、今|船首に突っ立っている。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
作例 · 標準
「今こそ、敢為の精神を見せる時だ」と、彼は迷わず荒波の中へ救助に向かった。
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彼は周囲の反対を押し切り、敢為邁往の姿勢で新事業の立ち上げを成功させた。
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困難な局面に立たされても、彼女は敢為な決断を下してチームを危機から救った。
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