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胆力

たんりょく
名詞
1
標準
courage
文例 · 用例
「大きななりをして、胆力のないやつばかりだ。
黒島伝治 パルチザン・ウォルコフ 青空文庫
それと言って、黙って立ちんぼして、労働者たちをさきに行かせて、うんと距離のできるまで待っているのは、もっともっと胆力の要ることだ。
太宰治 女生徒 青空文庫
「どうしても他じゃない」「どうしてあげる」「鉤のようなものを入れるか」「はやけりゃ助かるかも判らん」「何人か胆力の強い者はないか、入ってもらいたいが」 人びとは頭をあつめて評議をした。
田中貢太郎 蟹の怪 青空文庫
あれほどの学力もあり、あれほどの胆力もありながら、どうして試験に通過することが出来ないのか。
岡本綺堂 白髪鬼 青空文庫
乾児らしいものが近付いて来る者はあっても、彼の懐中から何か甘い汁を吸おうと思って接近して来る者が大部分で、彼の人格を敬慕するというよりも、彼の智恵と胆力を利用しようとする世間師の部類に属する者が多く、それ等の煮ても焼いても喰えない連中を巧みに使いこなして自分の仕事に利用する。
夢野久作 近世快人伝 青空文庫
如何に徹底した悪魔式の鼻の表現であっても、無欲にして明鏡の如くに澄み切った心――悪魔以上に廓然冷々たる態度を以てこれに対すれば、その底の底に悪魔らしい明智と胆力に対する確信の誇りが浮き上っているのがわけもなく見え透くのであります。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
その侍は胆力が据っていたので、別に驚きもせずに、おかしなものが出たな、と、平気な顔をしていると、その顔は直ぐ消えて無くなった。
田中貢太郎 通魔 青空文庫
胆力のある李張はその死骸に近寄った。
田中貢太郎 悪僧 青空文庫
作例 · 標準
彼は大事な場面で、並外れた胆力を発揮した。
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困難な状況に立ち向かうには、強い胆力が必要だ。
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その政治家は、批判にも動じない胆力の持ち主として知られている。
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