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臆病

おくびょう
形容動詞名詞頻度ランク #17330 · 青空 1986
1
標準
cowardly
文例 · 用例
臆病な私には、人の結婚の世話など、おそろしくてたまらなかった。
太宰治 佳日 青空文庫
みんな「臆病な苦労」をしています。
太宰治 自信の無さ 青空文庫
この人の話した色々の話の中で今でも覚えているのは、外科手術に対して臆病な人や剛胆な人の実例の話である。
寺田寅彦 追憶の医師達 青空文庫
草原の草を縛り合わせて通りかかった人を躓かせたり、田圃道に小さな陥穽を作って人を蹈込ませたり、夏の闇の夜に路上の牛糞の上に蛍を載せておいたり、道端に芋の葉をかぶせた燈火を置いて臆病者を怖がらせたりと云ったような芸術にも長じていた。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
みんな「臆病な苦勞」をしてゐます。
太宰治 自信の無さ 青空文庫
私の心の中にはやつぱり臆病な御氣嫌買ひの蟲がゐる。
太宰治 大恩は語らず 青空文庫
かくのごとく我儘であるくせにまた甚だしく臆病な彼は、自分で断然年賀端書を廃して悠然|炬燵にあたりながら彼の好む愚書濫読に耽るだけの勇気もないので、表面だけは大人しく人並に毎年この年中行事を遂行して来た。
寺田寅彦 年賀状 青空文庫
平生は唯美しいとばかりで不注意に見過して居る秋の森の複雜な色の諧調は全く臆病な素人繪かきを途方にくれさせる。
寺田寅彦 寫生紀行 青空文庫
作例 · 標準
例句