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官位

かんい
名詞
1
標準
office and rank
文例 · 用例
さて、その翌々日、入道さまは相州さまからの御使として御前に参り、いたづらに官位をお望みなさる事のよろしからざる理由を、なかなか美事に御申述べに相成りました。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
やたらに官位の昇進をお望みになるのも、それだ。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
大鏡で概略は覗へるが、世の中は先づ以て平和で、藤原氏繁盛の時、公卿は栄華に誇つて、武士は漸く実力がありながら官位低く、屈して伸び得ず、藤原氏以外の者はたまたま菅公が暫時栄進された事はあつても遂に左遷を免れないで筑紫に薨ぜられた。
幸田露伴 平将門 青空文庫
それから良広には官位が見えぬが、次に良文が従五位上で、村岡五郎と称した、此の良文の後に日本将軍と号した上総介忠常なども出たので、千葉だの、三浦だの、源平時代に光を放つた家※の祖である。
幸田露伴 平将門 青空文庫
それでいて西郷隆盛の所謂、生命も要らず、名も要らず、金も官位も要らぬ九州浪人や、好漢安永氏の所謂「頭山先生の命令とあれば火の柱にでも登る」というニトロ・グリセリン性の青年連に尻を押されて、新興日本の尻を押し通して御座った……しかも一寸一刻も、寝ても醒めても押し外した事はなかった。
夢野久作 近世快人伝 青空文庫
生命も金も官位も要らないとか何とか強情を張るにしても、そんな場面にぶつかる迄に何とかして喰い繋いで生きて行かなければならない。
夢野久作 近世快人伝 青空文庫
又、聖徳太子の制定になつた十二階の冠に、改正を加へて、最高の大織冠から最低の立身冠まで、十九階として、血統や家柄に依ることなく、官位を授けられた。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
されば、この戦ひに於ける殊勲者たる平清盛は、相つゞく平治の乱に於て、その対抗勢力たりし源|義朝を斃すと共に、その官位はしきりに昇進して、太政大臣となり藤原氏に倣うて、皇室の外戚となり、政治上の実権を握つたのである。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
作例 · 標準
彼は長年の功績が認められ、ついに従三位という高い官位を授けられた。
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「おい、あの方は官位が高いお方なんだから、失礼のないように振る舞えよ」
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官位を巡る激しい権力闘争が、華やかな宮廷の裏側で密かに繰り広げられていた。
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明治維新の混乱の中で、それまで何百年も続いてきた複雑な官位制度は廃止された。
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日本における官位(かんい)は、日本史では人が就く官職と、人の貴賤を表す序列である位階の総称、古代朝鮮史(高句麗・百済・新羅)においては人の貴賤の序列として定められた位のことである。ともに中国の影響を受けたものだが、中国史では官位という言葉は用いない。

出典: 官位 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0