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半可

はんか
形容動詞名詞
1
標準
insufficiency
文例 · 用例
似非風流や半可通やスノビズムの滑稽、あまりに興多からんことを求めて却って興をさます悲喜劇、そういったような題材のものの多くでは、これをそのままに現代に移しても全くそのままに適合するような実例を発見するであろう。
寺田寅彦 徒然草の鑑賞 青空文庫
云つてみれば、「最後の人」や「救ひを求むる人々」のやうなのも無論結構だが、生半可に文藝的内容なんぞにこだはらずに、映畫的にあすこまで徹底してもらへば「ホテル・イムペリアル」のやうなのも非常に面白い。
南部修太郎 文藝作品の映畫化 青空文庫
……失礼だがきみの、身分を思って……生半可の横啣えで、償いの多少に依りさえすればこんな事はきっと出来ると……二度目にあの塚へ、きみが姿を見せた時から、そう思った。
――(前題――楊弓) ピストルの使い方 青空文庫
私も、いったんあなたの世話を引受けた以上、あなたにも、生半可な気持でいてもらいたくないのです。
太宰治 人間失格 青空文庫
然るに詩壇は自由詩の本体を日本に見ないで外国に見、彼の「韻律」や「韻文」等の語を輸入し、これを半可通の理解で使用した為、却って知っている事が解らなくなり、自分の顔を他人に教えてもらうような、愚昧な混乱に陥ったのだ。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
サロンは、諸外国に於いて文芸の発祥地だったではないか、などと言って私に食ってかかる半可通が、私のいうサロンなのだ。
太宰治 十五年間 青空文庫
世に、半可通ほどおそろしいものは無い。
太宰治 十五年間 青空文庫
半可通は永遠に、洒々然たるものである。
太宰治 十五年間 青空文庫