想到
そうとう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #21028 · 青空 51 例
標準
thinking of
文例 · 用例
芸術は扨措いて、生活の中ででもそのやうな手合は困るのであつて、それらの人が朝目覚めた時の無念無想、即ち瞑想状態が、精神にも物質にも有益であつて、其処にこそ現実があり欣怡のあることに想到されるやう、私一介の馬鹿は希つてゐる。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
そこまで彼が歩を運んで來ると、忽ち一事に想到して非常に驚いた。
— 木下杢太郎 『少年の死』 青空文庫
というのは、この魔物があるときふと、「自分のすべて予見しうる全世界の出来事が、何故に(経過的ないかにしてではなく、根本的な何故に)そのごとく起こらねばならぬか」ということに想到し、その究極の理由が、彼の深甚微妙なる大計算をもってしてもついに探し出せないことを見いだしたからである。
— 中島敦 『悟浄出世』 青空文庫
余はこれに未來の望を繋ぐことには、神も知るらむ、絶えて想到らざりき。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
この菫花うりの忍びて泣かぬは、うきになれて涙の泉|涸れたりしか、さらずは驚き惑ひて、一日の生計、これがために已まむとまでは想到らざりしか。
— 森鴎外 『うたかたの記』 青空文庫
近時の心理学が漸くこの辺に着目して、有形世界と神秘世界の関係に想到せし如きは一段の進歩と称すべきではあるが、しかしこれ古より神を信ずる者の実験し来った所に過ぎぬのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
勿論二葉亭の文学や事業を批評したのではなく、いわば履歴書に註釈加えたに過ぎないので、平板なる記実にもし幾分たりとも故人の人物を想到せしむるを得たならこの一篇の目的は達せられている。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
」の言葉の内容に至っては、極わめて卒直なる科学的なる、唯物的なる、実証的なる思想によって裏付けされていることに想到するであろう。
— 国枝史郎 『全体主義』 青空文庫
作例 · 標準
彼の発言を聞いて、ふと学生時代の恩師を想到した。
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未来の宇宙旅行を想到すると、胸が高鳴る。
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その絵画は、見る者に遠い故郷を想到させる。
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