思い至る
おもいいたる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to come to realize
文例 · 用例
」允子はそれによって「子は社会に生れ、母は社会に生きるのだ」ということに思い至る。
— 宮本百合子 『山本有三氏の境地』 青空文庫
* この立場に於て直ちに思い至るのはアリストテレスの範疇であるであろう。
— ――之は一つの習作である―― 『範疇としての空間に就いて』 青空文庫
発生という時人々は往々直ちに種属発生的な又は個体発生的な発生に思い至るかのようであるが、併し少くとも空間表象に就いては、このような発生の概念――それを anthropologisch と呼ぶとすれば――の外により実りあるも一つの発生の概念――之が心理学的と呼ばれるべきである――が行なわれる。
— ――之は一つの習作である―― 『範疇としての空間に就いて』 青空文庫
そこでかかる自然現象、自然としての在り方、をして夫たらしめる規定を追求するならば、即ち自然が他のものとしてではなくして正に自然として在るその特徴を追求するならば、何人も恐らく上の四つの概念に思い至る外はないであろう。
— 戸坂潤 『エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説』 青空文庫
私がこれまで私の恋を思うたびに、冷たい私の知恵は私の耳に囁やいて、恋ではない、恋ではないとわれとわが心を欺いてわずかに良心の呵責を免れていたが、今宵この月の光を浴びて来し方の詐欺に思い至ると、自分ながら自分の心のあさましさに驚かれる。
— 白柳秀湖 『駅夫日記』 青空文庫
ギリシャの天才もこんなギャグに思い至ることができなかった。
— 天光光女史の場合 『安吾巷談』 青空文庫
一度このことに思い至ると、例えばどんなことでも、他人任せということはできなくなります。
— 北大路魯山人 『食器は料理のきもの』 青空文庫
こゝに思い至るたびに、私は、戦争ということが、頭に浮び、心が暗くなるのを覚えます。
— 小川未明 『男の子を見るたびに「戦争」について考えます』 青空文庫
作例 · 標準
例句