想念
そうねん
名詞頻度ランク #31612 · 青空 530 例
標準
thought
文例 · 用例
しかし鶯という可憐な小鳥が、真紅の小さな口を開けて、春光の下に力一杯鳴いてる姿を考えれば、何らかそこにいじらしい、可憐な、情緒的の想念が感じられる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
こうした俳句は写生でなく、心象の想念を主調にして表象したものと見る方が好い。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
つまり言えばこの句において、蕪村は「人間一般」を「百姓」のイメージにおいて見ているので、読者の側から鑑賞すれば、百姓のヴィジョンの中に、人間一般の姿を想念すれば好いのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
彼は自然風物の外景を叙す場合にも、常に主観の想念する咏嘆の情操が先に立っている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
蕪村は決して、子規一派の解した如き浅薄な写生主義者ではないけれども、対象に対して常に即物的客観描写の手法を取り、主観の想念やリリックやを、直接句の表面に出して咏嘆することをしなかった。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
訳詩の能事は、単に原詩の想念(思想)を伝へるに止まる。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
」 と云つた風な想念の断片が、私の頭をかすめるのであつた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
――暗のなかに仄白く浮かんだ家の額は、そうした彼の視野のなかで、消えてゆき現われて来、喬は心の裡に定かならぬ想念のまた過ぎてゆくのを感じた。
— 梶井基次郎 『ある心の風景』 青空文庫
作例 · 標準
静かな寺院の境内で、日々の雑多な想念を払い除けて瞑想に耽る。
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彼の描く絵画には、心の奥底に渦巻く複雑な想念が反映されている。
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負の想念に取り憑かれないよう、意識的にポジティブな言葉を口にする。
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