かたこと
かたこと異読 カタコト
副詞副詞-と
標準
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文例 · 用例
あなたのさいしょのかたことを耳にしたのは、このわたし。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『眠りの精』 青空文庫
太郎はあくびをいくつもいくつもしてからタアナカムダアチイナエエというかたことを叫んだ。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
惣助は夜、寝てからやっとこのかたことの意味をさとった。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
傍目もふらずかたことと驅けて來るのを見ると、器械力と云ふよりも一動物の運動といふ感じがするのである。
— 木下杢太郎 『少年の死』 青空文庫
貞室の『かたこと直し』慶安三年印本に、冠具。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
と思うまもなく、かたことと、位牌でもが動くような物音があがりました。
— 血の降るへや 『右門捕物帖』 青空文庫
葛籠の中では、黄金の飾りのついた兜や剣や古判などがかたことと触れ合つて実にも頼もしい響きを囁やいてゐた。
— 牧野信一 『心象風景(続篇)』 青空文庫
時鐘 エミイル・ヴェルハアレン館の闇の静かなる夜にもなれば訝しや、廊下のあなた、かたことゝ、※杖のおと、杖の音、「時」の階のあがりおり、小股に刻む音なひは これや時鐘の忍足。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
作例 · 標準
静かな廊下を、ヒールの先がかたことと音を立てて響いている。
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古いタイプライターを叩くかたことという音が、深夜の書斎に心地よい。
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おもちゃの荷車を引いて歩く子供の後ろで、木製の車輪がかたことと回る。
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遠くの方で、荷馬車が石畳の道をかたことと進んでいく音が聞こえる。
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