怪聞
かいぶん
名詞
標準
strange rumor
文例 · 用例
仙台市内良覚院町の石投げ怪聞について、ある夜、某氏の探検談を聞くに、同夜は暑熱のはなはだしきにもかかわらず、納涼かたがた見物に来たるものおびただしく、ために良覚院の細横町は通り切れぬほどなりし。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
よって探検者は、怪聞の原因を左のごとく説明せりと。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
相国からご不興をうけたかどとは鞍馬の稚子を繞って、近ごろ諸天狗が出没するという怪聞でしょう。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
怪聞は、味方の物見が持ち込んでくるのである。
— 世の辻の帖 『私本太平記』 青空文庫
つかみようのない怪聞ともいえるが、事実宮方のうごきだとすれば一大事である。
— 八荒帖 『私本太平記』 青空文庫