榛莽
しんぼう異読 しんもう
名詞頻度ランク #34283 · 青空 0 例
標準
luxuriant vegetation
文例 · 用例
簷を並べていた楼閣は影もなくなって榛莽が一めんに繁っていた。
— 田中貢太郎 『荷花公主』 青空文庫
われら荊棘を排し、榛莽をひらきて、漸く路を得て下る。
— 大町桂月 『春の筑波山』 青空文庫
否、あの美しい眺めは、全く榛莽の中に埋れてあつたので御座います。
— 田山録弥 『玉野川の渓谷』 青空文庫
渓の西岸は半は絶壁、半は榛莽で、獣なんか沢山ゐたさうで御座います。
— 田山録弥 『玉野川の渓谷』 青空文庫
山の麓や、野や、丘などにも、まだ開かれない榛莽が多かつた。
— 田山録弥 『伊良湖岬』 青空文庫
「左會津道右湯西川道」と記されたるをたよりに、路とも思はれぬ程の細徑を右に折れ左に曲り、榛莽を分ち荊棘を穿ち、草間小蛇の走るがごとくにして、前なる一山を登り又下れば、渺茫たる五十里湖の沼はいつしか林間に沒却し、前にはそれよりも一層悠遠深※なる風景、極めて面白く顯れ出づ。
— 田山花袋 『日光山の奧』 青空文庫
主人を呼びて、この水源なる絹沼迄の里程を問へば、猶是より六里強にして、日光澤より先は、路といふ路も無ければ、榛莽を分け荊棘を開かずんば則ち至る能はずといふ。
— 田山花袋 『日光山の奧』 青空文庫
行く事里許、榛莽の中遙に一瀑の龍頭を爲したる奇岩より落下するあり。
— 田山花袋 『日光山の奧』 青空文庫
作例 · 標準
手入れされていない庭は、あっという間に榛莽と化してしまった。
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鬱蒼とした榛莽の中には、珍しい動植物が生息している。
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探検家たちは、榛莽をかき分けながら奥地へと進んでいった。
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