辛抱
しんぼう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞頻度ランク #18091 · 青空 2846 例
標準
patience
文例 · 用例
ひどくがっかりして、しかし結局あきらめて辛抱して待って、さてもういいかと思って催促すると、今度は何とかがどうとかして何とかで工合が悪いからもう二、三日待てという、その何とかが実に尤千万な何とかで疑う余地などは鷹の睫毛ほどもないのだから全く納得させられる外はなかった。
— 寺田寅彦 『鷹を貰い損なった話』 青空文庫
今行くよ」「お前、又長くなるのじゃあるまいね」 病み疲れた、老い衰えた母は、そう訊ねることさえ気兼ねしていたのだが、辛抱し切れなくなって、囁くように言った。
— 葉山嘉樹 『生爪を剥ぐ』 青空文庫
せめて代わりの人のあるまで辛抱してくれと、よしやまだ一介の書生にしろ、とにかく一家の主人が泣かぬばかりに頼んだので、その日はどうやら思い止まったらしかったが、翌日は国元の親が大病とかいうわけでとうとう帰ってしまう。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
その辛抱を試しみるように、湖面に、ときどきさざ波が立つ。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
取るまでの辛抱をつづけるかつづけないかの相違で博士と学士の区別が生じる。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
こんな目の子勘定をして紳士淑女の辛抱強いのに感心する一方では自分でこの仲間にはいろうという勇気を沮喪させていた。
— 寺田寅彦 『マーカス・ショーとレビュー式教育』 青空文庫
悪口を云われる方では辛抱して罵詈の嵐を受け流しているのを、後に立っている年寄の男が指で盆の窪を突っついてお辞儀をさせる、取巻いて見物している群集は面白がってげらげら笑い囃し立てる、その観客の一人一人のクローズアップの中からも吾々はいくらも故旧の誰彼の似顔を拾い出すことが出来るのである。
— 寺田寅彦 『映画雑感6』 青空文庫
なーにお半さん、半年ばかりの辛抱だ。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
作例 · 標準
長い冬の辛抱が実り、春には美しい花々が咲き誇る。
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辛抱強く努力を続ければ、いつか必ず報われる日が来るだろう。
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「もう少し辛抱して待っててね。」と、母親は子供に優しく声をかけた。
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