茂る
しげる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞頻度ランク #26699 · 青空 1525 例
標準
to grow thickly
文例 · 用例
鮒鮓や彦根の城に雲かかる 夏草の茂る野道の向うに、遠く彦根の城をながめ、鮒鮓のヴィジョンを浮べたのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
兎や雷鳥が、雪の降る時に白色に変り、草の萌え茂る時に、その色に変るやうに、カメレオンのやうに、絶えず変色したり、尺取り虫見たいに、枯枝と同じ色をして、力んでピンと立つてゐれば、生命と云ふものは保つものなのだ。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
汀に茂る葭の斷間に釣をして居る人があつた。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
小川の岸に茂る色々の灌木はみんなさま/″\の秋の色彩に染められて居た。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
稲田桑畑芋畑の連なる景色を見て日本国じゅう鋤鍬の入らない所はないかと思っていると、そこからいくらも離れない所には下草の茂る雑木林があり河畔の荒蕪地がある。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
そういえば、春過ぎて若葉の茂るのも、初鰹の味の乗って来るのも山時鳥の啼き渡るのもみんなそれぞれ色々な生化学の問題とどこかでつながっているようである。
— 寺田寅彦 『五月の唯物観』 青空文庫
目出た目出たの櫛田の銀杏、枝も栄ゆれあ葉も茂る……と……。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
御最後川の岸辺に茂る葦の枯れて、吹く潮風に騒ぐ、その根かたには夜半の満汐に人知れず結びし氷、朝の退潮に破られて残り、ひねもす解けもえせず、夕闇に白き線を水ぎわに引く。
— 国木田独歩 『たき火』 青空文庫
作例 · 標準
手入れの行き届いていない庭には、膝の高さまで雑草が青々と茂っている。
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この森では巨木が天を突くように茂り、真昼でも地面にはわずかな光しか届かない。
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日当たりの良い南側の壁には、蔦が隙間なく茂り、建物を覆い尽くしている。
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