災禍
さいか
名詞
標準
disaster
文例 · 用例
目前の災禍に驚いて急いで研究機関を設置しただけでは遂げられると保証の出来ない仕事である。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
鴨長明の方丈記を引用するまでもなく地震や風水の災禍の頻繁でしかも全く予測し難い国土に住むものにとっては天然の無常は遠い遠い祖先からの遺伝的記憶となって五臓六腑にしみ渡っているからである。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
それで全国民は函館罹災民の焦眉の急を救うために応分の力を添えることを忘れないと同時に各自自身が同じ災禍にかからぬように覚悟をきめることがいっそう大切であろう。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
国土に災禍の続起する場合にも同様である。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
しかし統計に関する数理から考えてみると、一家なり一国なりにある年は災禍が重畳しまた他の年には全く無事な回り合わせが来るということは、純粋な偶然の結果としても当然期待されうる「自然変異」の現象であって、別に必ずしも怪力乱神を語るには当たらないであろうと思われる。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
地震津波台風のごとき西欧文明諸国の多くの国々にも全然無いとは言われないまでも、頻繁にわが国のように劇甚な災禍を及ぼすことははなはだまれであると言ってもよい。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
わが国のようにこういう災禍の頻繁であるということは一面から見ればわが国の国民性の上に良い影響を及ぼしていることも否定し難いことであって、数千年来の災禍の試練によって日本国民特有のいろいろな国民性のすぐれた諸相が作り上げられたことも事実である。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
その災禍を起こさせたもとの起こりは天然に反抗する人間の細工であると言っても不当ではないはずである、災害の運動エネルギーとなるべき位置エネルギーを蓄積させ、いやが上にも災害を大きくするように努力しているものはたれあろう文明人そのものなのである。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
作例 · 標準
船には、計画通りに貨物が載荷された。
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トラックの載荷作業は、安全第一で行われなければならない。
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この荷物の載荷には、特殊なクレーンが必要となる。
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