裁可
さいか
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
sanction
文例 · 用例
レヤチーズ、子供にとっては、王の裁可よりも、父の許しのほうが大事です。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
それよしと裁可したれば、明後日妻は京子と鍋、蒲団、鉄瓶、茶盆、携へて再び来り、六畳のこの一室に新家庭作り上ぐべし。
— 石川啄木 『詩』 青空文庫
昔も、人命はある程度重んじたので、死罪の者は、奉行から老中に申請して将軍の裁可を受けることになっていた。
— 菊池寛 『奉行と人相学』 青空文庫
長吉の名は、他の七人の死刑囚と共に書き出されて、将軍の裁可を受けるために、幕府にさし出された。
— 菊池寛 『奉行と人相学』 青空文庫
死罪は老中に伺いを立てなければならない、老中から更に将軍の裁可を受けなければならない。
— 岡本椅堂 『黄八丈の小袖』 青空文庫
……もつとおくみさんを借してくれと言つたんだけど御裁可にならなかつたんさ。
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
恐れ多くも中村東京市長の御裁可書が、内務省と市役所との間で一時|行衛不明になって大騒ぎをしたというが、それまでも何かの芝居ではないかと考えられて来る位である。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
阿部侯は蘭軒の請によつて已むことを得ずして裁可した。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
彼は江戸を離れ、西下して京都へ向かった。
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新幹線が開通して以来、東京から西下する人々が増えた。
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歌舞伎役者が、江戸で人気を博した後、大坂へ西下した。
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