駘蕩
たいとう
形容詞-たる副詞-と
標準
large and wide
文例 · 用例
この狂風が自分で自分の勢力を消し尽くした後に自然になぎ和らいで、人世を住みよくする駘蕩の春風に変わる日の来るのを待つよりほかはないであろう。
— 寺田寅彦 『ジャーナリズム雑感』 青空文庫
「あいあい、」と女房は春風駘蕩たる面持で、「一年でも二年でも、ゆっくり御養生しておいでなさい。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
春風駘蕩たるところが無いんで、僕なんか、いつでも南国の芸術家には押され気味だ。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
春風駘蕩の美徳もうらやましいものには違ひないが、私はやはり祖先のかなしい血に、出来るだけ見事な花を咲かせるやうに努力するより他には仕方がないやうだ。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
あんたも間違えんようしっかり考えなはれや」と相手をいたわるような春風駘蕩の口を利いたりした。
— 織田作之助 『勝負師』 青空文庫
ある種類の鳥の唄う諧調は、全然無意味のまま、相似通っていて、春の日の麗らかさに調和し、駘蕩の気分を高潮さすべく、最もふさわしい諧調にまで、元始以来洗練され、遺伝されて来ている諧調の定型であるかのように思われる。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
ともすれば懶い駘蕩たる春霞の中にあって、十万七千の包囲軍はひしひしと犇き合って小田原城に迫って居る。
— 菊池寛 『小田原陣』 青空文庫
」 お逢い遊ばせばわかる事、お手間は取らせませぬ、と手がのびて袂を曳かれると春風今を駘蕩に、蕨、独活の香に酔ったほど、馬は、うかうかと歩行き出したが、横畷少しばかり入ると、真向うに樹立深く、住静めた見事な門構の屋敷が見える。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
作例 · 標準
この時間帯は、大抵、道が混んでいる。
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標準
peaceful and calm
作例 · 標準
「明日は大抵晴れると思うけど、念のため傘を持っていこう。」
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