惣嫁
そうか異読 そうよめ
名詞
標準
streetwalker (Edo period)
文例 · 用例
「癆咳の頬美しや冬帽子」「惣嫁指の白きも葱に似たりけり」――僕は蛇笏の影響のもとにそう云う句なども製造した。
— 芥川龍之介 『飯田蛇笏』 青空文庫
黒塗りの床柱へ凭れかかって、家老の、碇山将曹が「何んと――京で辻君、大阪で惣嫁、江戸で夜鷹と、夕化粧――かの。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
「大阪で、惣嫁」「テレ、ツテツテ、ツテテンシャン」「申し上げます」 将曹が、扇で、ぽんと膝を叩いて「えへん――江戸で、夜!
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
」「ハイ、夜鷹でも、惣嫁でも」「そんなことではまだるッこいわい!
— 国枝史郎 『名人地獄』 青空文庫
ピカピカするやうな人間の新造ですよ」「ヒネた人間で拵へた新造だらう、白粉厚塗りの女實盛だ、人別を調べると還暦に近い代物さ、柳原から河岸を變へたことは知らなかつたが――」「いやになるなア、夜鷹や惣嫁ぢやありませんよ。
— 水垢離 『錢形平次捕物控』 青空文庫
いろは茶屋に、ろくろ長屋、山を下りると、惣嫁の巣もある」「そんな嫌なんぢやありませんよ、谷中三崎町のお葉の茶屋」「なんだいそれは?
— 美少年國 『錢形平次捕物控』 青空文庫
柳原土手は朝の光の中に浄化されて、其処にはもう、辻斬も惣嫁も、魑魅魍魎も影を潜め、買出しの商人や、朝詣の老人などが、健康な声を掛け合って、江戸の眠りを覚まして居ります。
— 腰抜け彌八 『銭形平次捕物控』 青空文庫
名物の惣嫁も、陣を拂つて姿を消してしまひましたぜ」「御愁傷樣見たいだ。
— 女辻斬 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の吉原には、多くの惣嫁がいたとされている。
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惣嫁の悲哀を描いた小説が、当時の人々の心を打った。
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彼女は惣嫁として生きる運命を受け入れ、強く生きていった。
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